自己表現と自己肯定
最近、「自己表現」や「自己肯定」という言葉をよく聞きませんか?
実はこの二つかなり接点があります!
今回は自己表現と自己肯定のつながりについてお話します!
「自己表現」とは?
「自己表現」とは自分の考えや思いを表現して、第三者に伝えるということです。
自己表現をすることで人はコミュニケーションをとるきっかけを作ります。
一番わかりやすい自己表現の方法は、自分の考えや思いを言葉で伝えることです。
しかし、言葉だけで張りません。例えば、絵を描くことや踊ること、歌うことなど外部に何か発信することは全て「自己表現」の一環なのです。
「自己肯定」とは?
「自己肯定」とは、「ありのままの自分を理解し、認める」ということです。
これは、誰しもが出来ることではありませんし、大人になってから自己肯定って難しいなと感じることも多いのではないでしょうか?
自己肯定感は幼いころから練習しておくことによって高めることが出来ます。
自己肯定感が高ければ、”他人と比べて”ではなく、自分自身のいいところを”絶対的に”肯定できます。
何かと比べずとも自分を絶対的に肯定できるというのは自分自身の自信につながります。
「自己表現」と「自己肯定」のつながり
「自己表現」も「自己肯定」も出来るようになるために共通していることがあります。
それは、「他人に認めてもらう経験を積む」ということです。
何らかの形で自分を表現したときに、他の人からそれを認めてもらうことで、自分の自己表現に自信を持つことが出来、それが自己肯定へとつながります。
逆に笑われたり、否定されたりすると、人は「これをすると嫌な思いをするのだ」と学習しその表現をどんどんしなくなります。
特に幼児期は、様々な方法で自己表現を獲得していきます。
この獲得している段階で周りの大人がその表現についてほめたり認めたりすることで、子どもたちは自信をもってその表現方法を獲得し使うようになるのです。
この経験を繰り返すうちに多くの自己表現方法はもちろん自己肯定感を育むことが出来ます。
多くの自己表現方法を知る
子どもたちの中には自己表現が苦手な子も少なくありません。
子どもたちがたくさんの自己表現方法を得るためには、さまざまな表現方法に触れることが大切です。
言葉はもちろん、音楽や絵画、芸術、運動などたくさんの経験が出来るような環境に身を置くことでたくさんの経験を積むことが出来るでしょう。
その際に周囲の大人が積極的に肯定的な言葉かけを行うことでより効果が発揮されます。
子どもたちが何を感じたか、どのような思いだったのかを聞き、肯定することでその子の自己表現の道が広がり、自己肯定感が育まれていくのです。